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【食べ歩き】元禄時代から続く「笹乃雪」で豆富料理を堪能:鶯谷

食べログ 3.24

 

 

今をさかのぼること340年前、元禄四年上野の宮様(百十一代後西天皇の親王)のお供をして笹乃雪初代玉屋忠兵衛が京より江戸に移り、江戸で初めて絹ごし豆富を作り根岸に豆富茶屋を開いたのがこの店の始まりで、宮様が「笹の上に積もりし雪の如き美しさよ」と賞賛され「笹乃雪」と名づけ、それを屋号としたとのこと。

 

 

笹乃雪では豆腐のことを「豆富」と書いて「とうふ」と読む。その由来は80年ほど前9代目当主 奥村多吉氏が料理店に「腐る」という字はふさわしくない、という理由で「豆富」と記すようになったという。

 

 

前菜

 

 

冷奴

 

 

 

笹乃雪を代表するお料理がこの「あんかけ豆富」。鰹出汁ベースのやさしくあたたかいあんかけと辛子が豆富の奥ゆきを際立たせる至極の味わい。

 

 

創業当時、このお豆富を上野の宮様に献上した際、あまりの美味しさにおかわりをされ「これからはふたつ出すように」とおっしゃられたため、2碗1組の提供が習わしになったそう。美濃焼の器に盛りつけるスタイルも、およそ250年前ごろには確立していたという。

 

湯葉の豆乳蒸し

 

 

 

 

炊き合わせ

 

 

揚げ物

 

 

 

 

 

 

 

 

すぐ近くに正岡子規の執筆の拠点であり終焉の地となった「子規庵」がある。正岡子規は「笹乃雪」がご贔屓で、「笹乃雪」を題にした句がいくつも詠まれている。

 

 

 

子規以外にも二葉亭四迷、夏目漱石、谷崎潤一郎など多くの文人に愛されてきた名店。

 

 

東京都台東区根岸2-5-12

03-3873-1145

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