さぬきうどんを語る上で避けては通れないレジェンド店。食べログのBronzeや百名店を何度も受賞している。
平日昼しか営業していない難易度の高い店でかねてから来ようと思っていたが、訳あって思いがけず臨時に平日休みが出来たので迷わず愛媛から香川まで出撃!ついに訪問がかなった。
場所は高松市内から車で一時間ほどの徳島県と香川県の県境近くにあり、周りは山に囲まれた集落にあり、かなり山奥。
さぬきうどんのおいしさの理由の一つに使用している水に秘密があるのだという。
この橋脚の下に流れている川の水が手打ちうどんにとっていい軟水らしい。軟水は旨味成分の抽出力が高く、鰹や昆布などの出汁の旨味を引き出しやすくなるのだという。
すいてる。10人ほどしか並んでない。ラッキー。
さぬきうどんの店では、ひやあつ、あつあつ、ぶっかけなど麺やおつゆがあったかいか冷たいかさまざまな組み合わせがあり、その店のうどんの癖によって美味しく食べられるやり方があるが、絶対にコレというものはない。食べる人の好みで好きにすればいいのだが、個人的には麺は「冷や」であるべきだと思う。ゆでてしまうとどうしてもコシが弱くなってしまうから。
つめたいうどん(小) 150円+玉子50円
麺の下から玉子がこんにちは。
よくまぜて薄口醤油をまわしかけて
うまい。いわゆるコシがそんなに強くなく、喉ごしのいい麺。お酢をかけるとこれまた激うま。
讃岐うどんの世界ではいわゆる「釜玉」(あったかい釜揚げうどんに生卵と生醤油をかけて混ぜるタイプ)も人気だが、ここのうどんは釜揚げにしない方が絶対に旨いと思う。
とかいいながらこのすばらしいうどんのあったかいのも食べたくなったので、おかわりにあったかいうどん(小)に自家製青唐辛子をかけてみる。
これがめっちゃ辛かった。うどんでこういう味は食べたことなかった。すぐにまた食べたくなるんだろうな。これが名店たる所以。次はいつ来れるだろうか?
良い夏の思い出になった。
香川県仲多度郡まんのう町川東1490
0877-84-2409