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東京ラーメン探訪「そばはうす不如帰」:幡ヶ谷

京王線幡ヶ谷駅で降りて、甲州街道から六号通り商店街に入る。東京の私鉄沿線にはこのような商店街が各駅ごとにあってうらやましい。

 

Ausgehende

 

「ねじ式」というラーメン屋(この名前もすごい)の角を細い路地に左折する。お店はこの先。

 

Ausgehende

 

11:30の開店5分くらい前に到着。7人並んでいた。ラッキー!この店はカウンター8席のみ。最初に入れる。結構行列するようだから雨の中来た甲斐があったというものだ。券売機でチケットを買うシステムなので、最後に入ったが、そこに居た客たちは一組の中年カップルを除いて一人で食べに来ているラーメンマニア風の人たちであった。

 

Ausgehende

 

雨の中、それを苦にせずに並ぶ。男は黙って・・・「ラーメンができるまで待つ」

 

店内に入っても無言で待つ。「この店うまいってどっかに出てたんだよねー」とか無粋な言葉を店主にかけたりしない。中村獅童似の店主も無言。静謐な時間が流れる中、淡々とスープが準備され、麺が湯切りされ注文の種類によって出来上がったラーメンたちが客のもとに送り出される。

Ausgehende

 

チャーシューが絶品。たまたま脂身が入ったいい部分が提供されたのどうかわからないが、赤身と脂身の比率がグッド。川越シェフみたいに思わず旨さから顔がニヤけてくる。これかなりウマい。

 

この店の売りである蛤のスープは予想していたものとはイメージが違っていて、若干ニガリみたいなのもあるが、深みのある味わい。一般的な白濁した蛤のお吸い物(私はこれが大好き。アサリではこういう汁にならない)のような味を想定していたが、いい意味で裏切られた。事前に知らなかったら蛤ベースのスープとわからないかもしれないくらいのアピール度なのがいいのかもしれない。これまで食べたことのない地平を行くスープ。

 

麺もスルスルと口の中に入ってくるタイプ。次に行く機会があれば醤油番も是非食べたい。

 

オリジナリティの高い至高の一品。8畳あるかないかの小さい店だが、店主が一人でやるにはちょうどいい大きさかも。

 

Ausgehende

そばはうす不如帰 

東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目47-12

03-3373-4508

 

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